行き付けの床屋、ここ1年ぐらい前からだろうか
スタッフが少なくなったため、
最近は、めっきりお客が減ってる。
この床屋には10年以上前から通っているが、
床屋のスタッフと話をしたことがほとんどなかった。
今回、髪を切りながらスタッフがお店の経営状況等について
話を始めた。
いろいろ聞いていると、
お店の状況の細部が見えてきた。
お店はかなり行き詰っているようだ。
お店は安売り価格のチェーン店で、顔そりも含め2000円と
お値打ち価格。
開店当時から、スタッフは個人経営の床屋が営業を辞めたような
マスターを集めて運営されているように思えた。
でも、スタッフが沢山いたことと、住宅街にあり他にライバル店も
無いことからとても繁盛していた。
店の経営状況はよくないが、また、スタッフを揃えれば
すぐに以前と同じような売り上げを上げることが出来るのは
目に見えていると思う。
でも、今となっては、お客も離れ、スタッフを増やしても
お客が戻るまでに経費が掛かってしまい、さらに経営を圧迫したりする
危険がある。
また、そもそも、スタッフを簡単に増やすことができるか。
床屋になる人も減ってきていると聞く。
いろいろ、考えているうちに、ふつふつと企業戦士モードに突入した。
企業戦士の自分は、会社でいやというほど業務改善について
やらされているのでお店の問題点が沢山見えてきた。
もう一度、きちんとやり直せばいいのにと思った。
やったら経営状況がよくなると思えることはたくさんあるのに!
お店はお客の立場で何を望んでいるのか考えるべきだ。
髪を切る腕は当然のことながら、
何を望んでいるか自問自答してみた。
スタッフが多くて、お客が多かった時も、
スタッフが少なくて、お客も少ない今も、
待ち時間が長いのと、自分の順番がいつで、
いつ終わるのかわからないことなど
それ以外にも、随所の問題点を考えているうちに、
ふと、我に返った。
偉そうに床屋の問題点を考えている場合ではない。
自分自身も自分の仕事や、生活など、見直すところはないのか。
出来ているんだろうか。
いや、いろいろ出来ていない。
これを機に自分自身を見直さなくっちゃ、
やはり、人や店は、常に精進しなければいけないな~。
夢に向かっていくには、そのための行動をしないことには
夢に向かっていかないのである。
日々、やることは簡単なんことでいいけど、
夢の達成に向かって行動することを再認識した今日であった。